2006 11,05 20:55 |
|
美術館というよりは、市役所の廊下みたいな展示室だったけど、なんとも市民ギャラリーみたいな手作りな雰囲気が良い感じ。 応挙と弟子の芦雪の作品を並べて展覧していた。芦雪の作品は、応挙のユーモラスで微笑ましい部分をより引き出した感じで面白い。 応挙と芦雪、どちらも鳥の絵が美しく素晴らしかった。最近、日本美術がとみに身体と心に染みてしまう。そういう年齢になったということか。まあ、子供の頃から爺臭いとは言われていたけど。 今回、もっともひきこまれたのは、応挙の「七難七福図巻(天災・人災)」。天災の中の人々とその後の人間による人間への残虐な行動を描いた絵巻で、その殺戮の様子がものすごくリアルで戦慄を覚えた。こういう絵も描いていたんだなあ。 この展覧会、前期と後期に分かれていて、ほとんど展示替えするというすごい展覧会。後期のものも観たいけど、もう今年は奈良へ来られないなあ。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |