2009 05,03 23:27 |
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全体的なトーンや雰囲気が「殺人の追憶」にそっくり。だけど、脚本は、「殺人の追憶」と比べるとはるかに劣る。
強烈で救いの無いバイオレンスは、韓国映画の残虐性をよく表しており、最近の観客に媚び諂うようになったハリウッド映画と一線を画す。この映画、ディカプリオでリメイクされるそうだが、そうなったら殺人の理由もはっきりし、多分ハッピーエンドになるのかな? 殺人の動機が性的不能なのか、宗教的何かなのか、主人公とさらわれた女との関係はとか、ほのめかしておいて答えをきちんと出さないのは、現代の不気味さと日常に潜む狂気がよく現れていた。 主人公が正義かというとそうでもなく、結構あこぎだし、おまけに無意味に暴力的だ。見つけた証拠を最初から警察に提供していたら、もっと早く解決していたのに・・・。まあ、それじゃ映画にならないか・・・。 よく出来ているけどねえ。「殺人の追憶」と比べちゃうと、薄っぺらい内容だ。 栗3つ。 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン6にて。 |
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