2006 12,03 23:28 |
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煙草業界のロビイストに翻弄される痛快社会批判コメディ。大いに笑えることうけあい。
ただ、映画の手法やストーリー展開、結末は、なんと も古くさく、今更何が言いたいの?と思ってしまう。煙草業界のロビイストがこんなことしているなんて、百も承知だ。まあ、それでも、煙草業界とアルコール 業界と銃製造業界の3人のPR担当者が集まって「一番国民を殺しているのは俺だ」と自慢しあったりする会合シーンは面白い。銃や酒で死ぬより、圧倒的で煙 草で死ぬ人が多いのね。 お決まりの展開で進んでしまうのが残念だが、喜劇としてはとても良くできている。まあ、何せ手法が古いのよ。 し かし、今やアメリカで煙草を吸うのは、映画スターとルンペンだけと言われているし、この映画、日本やアジアの方が身につまされるかも・・・。本当にニュー ヨークとかサンフランシスコとかってどこで煙草が吸えるの?と思うくらい煙草吸う人を見かけない。東京より煙草の被害が少ないという意味でアメリカは住み やすい国だ。 そう言えば、以前、CBSの「60minutes」で、アメリカの煙草会社の社長が「アメリカ人は利口になったので、アジア 人をニコチン中毒にして儲けよう」みたいなこと言ってたなあ。個人的には、煙草とサリンって差はないねえ。一瞬で殺すか時間をかけて殺すかの違いだけや ね。 煙草業界への批判というよりは、メスが入れられているのは広報部門だね。広報とは、嘘はつかないけど、真実を言っているとは限らない・・・。うーん。 アーロン・エッカードが素晴らしい演技しているの初めて観たよ! 栗3つ。 日比谷シャンテシネ1にて。 |
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