2006 12,12 22:25 |
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毎回楽しみな三之助、喬之助の落語会。オープニングの二人の漫才のような掛け合いも楽しい。なんとそこで爆弾発言、「来年3月の第19回で最終回」となる そうだ。喬之助さんが真打になるので、一旦卒業ということなのか。その最終回、2007年3月18日(日)日暮里サニーホールとのこと。
三之助 「千早振る」 最近は、執筆活動やインターネット落語会のプロデュースなどマルチな活動も輝いている我らが三ちゃんだが、やはり高座が一番だね。超メジャーなこのネタも大いに楽しめる。普段は、優しいお兄さんという感じだが、高座にあがると最近貫禄すら感じるなあ。 喬之助 「味噌蔵」 ネ タ卸し。本人も後で言っていたが、登場人物の設定が皆同じようで見分けが付きにくい感じがした。小三治師匠でこのネタを初めて聴いた時、腹がよじれるほど 笑ったが、最近誰がやってもこのネタの難しさを感じる。ケチな主人とその鬱憤から解き放たれた奉公人たちの感情をうまく対比できないと笑いに繋がらない気 がした。 喬之助 「元犬」 こちらは自由奔放に伸び伸びと演じられ、見ていて楽しい。時折見せる犬の怖い顔が、本当に犬のよう。 三之助 「芝浜」 ネ タ卸し。「ギリギリまで稽古してました、全部通したのさきほど楽屋で・・・」なんて毎度謙遜じみたことを言っているが、三之助は、ネタ卸しでもきちんとし たものを見せてくれる。まあプロの噺家なんだから当たり前なのだけど、その当たり前のことをしない噺家もいる・・・。大ネタでありネタ卸しという、演者、 観客ともに多少の緊張感があったが、噺が始まれば落語の世界にどっぷりつかってしまう。長講だが全然長いと感じなかった。終演後、時計を見てびっくり。 多少のたどたどしさがあったが、また三之助のこのネタを聴きたいと思う。またこの噺家の落語が聴きたい、それでいいのだ。 |
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