2006 12,23 23:18 |
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久しぶりに鼓童のコンサートに行ってみた。昔は、新宿のシアターアプルなんぞで観たものだが、今やこんなに大きなホールでやっているんだねえ。
オープニング、舞台が暗くなると幕の向こうから銅鑼の音が響き、やがて耳元で拍子木の調べが・・・。ふと見ると団員たちが客席で拍子木を鳴らしている。会場いっぱいに響き渡る拍子木の調べは、まるで夏の日の蝉時雨。天上から降り注ぐかのよう・・・。 太鼓と人間の配置、照明の陰影、シンプルながら舞台の視覚効果も大変美しい。太鼓の音は、プリミティブで神聖な響きだ。太古の昔の神聖な儀式を観ているような錯覚に陥る。 横笛の二重奏の美しさにもうっとり。大太鼓もなんと二台で競演。地響き、空気の固まりがズシンと体全体に飛んでくる度迫力の熱演。鍛えあげられた肉体美も強烈な印象を与える。 足を直角三角形にして床置きした太鼓を叩くフォルム、見ているだけでこちらの腹筋もつってしまいそうな屋台囃子太鼓の競演は、どんなミュージカルのダンスさえも超越してしまう驚異の演奏法だ。 まさに神業、美しい音楽の神の降臨、神秘の体験。震えるほどの感動、圧倒的なパフォーマンスだった。 |
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