2007 01,03 17:35 |
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工芸館の特別展に入場すると、本館での常設展にも入れる。知らなかったけど、行ってみたら「全長40メートルを一挙公開中」とのこと・・・。何が?・・・と思ったら、横山大観の絵だそうで、それなら観ないという選択肢は無いよねえ。 生々流転」は、大気中の水蒸気からできた1粒の水滴が川をなし海へ注ぎ、やがて龍となり天へ昇るという水の一生を、40メートルにもおよぶ大変長い画面に 水墨で描いた作品だそうで・・・、1階の長い展示室を使って、40メートルの絵巻が全部公開されていた。その前にレプリカで予習。要所要所の説明を読み、 どこに何があるかだいたい頭に入れてから、いざ本物へ・・・。 白と黒のみの陰影の世界。水の流れに従って観ていくのだが、ある時は緩やかな流れ、ある時は轟々とし、ある時は落ち、ある時は昇っていく・・・。 水の流れの所々に美しい自然があり、そして人間の営みがある。まるで1本の映画を観るようだ。小舟に乗って大河に身を任す、そんな気分にもさせてくれる。 なんか得しちゃったなあ。こんな展示しているなんて全然知らなかったから、嬉しい! |
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