2007 01,08 15:26 |
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話題のビデオ・アート展に行ってきた。今日が最終日だった。
ビデオ・アートというからナム・ジュン・パイクみたいのを想像していたが違った。 最 初の展示は、巨大なスクリーンを使った「クロッシング」。スクリーンの両面にプロジェクターで映像を投影、手前が炎、向こう側が水。どちらも人がゆっくり と歩いてきて、一方は燃え、一方は滝のような水に打たれる。このゆっくり、というのがこのアーティストらしさだと気づく。暗い部屋に映像と音の洪水、意味 は分からないがインパクトはあった。 続いての「ベール」は、何枚もの絹のスクリーンを等間隔に置き、これまた両サイドからプロジェクター でビデオを投影。手前からは男、向こう側からは女の映像、どちらも夜と夜明けの森の中を彷徨っている。横から見ると映像が円錐形になっており、正面からみ ると透けているスクリーンの映像の大きさが違うので二次元なのに不思儀な立体感がある。女の側から映像を観ると、時折、遠くに男の顔が浮かぶ。 他には、一見、肖像画のようだが実はビデオでゆっくりと表情が変わっていくものや、ある女の一日を朝、昼、夜のそれぞれの部屋での仕草をじっと見つめているものなど、どれも映像はゆったりとしており、人間の表情の変化の過程を観ることができる。 斬新だし、企画も面白いし、展示の仕方も考えられているが、インパクトがあるのは最初だけで、だんだん飽きてくる。最後の部屋、椅子が置いてあるので腰を掛けたら眠ってしまった。 面白かったけど、心には残らない。 森美術館は、展望台とセットになっている。六本木ヒルズは、周りに高い建物が少ないので見晴らしがいい。 麻布のカトリック教会が見えた。 で、正面まで行ってみた。 |
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