2007 01,08 21:17 |
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これは、来てみたら開催していたので入ってみたのだけど、素晴らしい展示会だった。
3人の若手写真家の展覧会で、タイトル通りこの地球の美しさを実感できる。(ほとんど日本だけど・・・) 今日は、この3人のうちのお二方が来場していて、写真家自ら自作の説明をしてくれるというラッキーな日だった。 まず最初は、動物写真家の前川貴行さん。木訥で優しげな風貌で丁寧に説明くれた。しかし、写真はワイルドだ。
最 初に紹介してくれたのは、白頭鷲の写真。ものすごいアップの表情や今にも着地する瞬間の姿は、本人も言っていたが「人間が着ぐるみきているよう」だ。言わ れてみるとどの写真も、そこに写っているのは動物なのに、人間が入っているように見える。ものすごく表情豊かで、特に目がさまざまな思いを物語っている。 欠伸する猿、子供にを温かく見守るホッキョクグマ、高山植物を美味しそうに食べるナキウサギ、滝を昇る鮭をまさに喰わんとするグリズリーなど、どれも本当に表情豊か。前川さんは、これら動物たちと友達なんじゃないかと思うほど動物たちを身近にとらえていた。 前川さんは、あまり写真の技術的なことは話さず、動物の生態とか、その時動物がどんな仕草をしたかを話してくれた。 前川貴行オフィシャル・サイト http://www5d.biglobe.ne.jp/~alaska/ トップページのシロクマの写真で優しさにノックアウトされるよ。 一 方、山岳写真家の菊池哲男さんは、どうやって写真を撮ったかをいろいろ話してくれた。太陽や月の位置、露光や構図など、特に多くの写真家が同じアングルで 同じ山をたくさん撮っているため、どのように先人の作品と差別化するかの努力を語った。彼の写真は、四季折々の白馬岳の美しさを追っているのだが、雲海に 浮かぶ山の稜線は、本当に大海の島のようであり、また夜の山とその向こうの街の灯りは、とても幻想的だった。今回、夜の山の写真も半分くらいあり、月の明 かり、星の明かり、街の明かり、その全てを計算して撮った写真は、どれも美しかった。 菊池さんも前川さんも言っていたが、美しい景色を見たら撮影しているのではなく、自分がイメージした通りになるまで待っているというのが共通していた。写真家とは忍耐のいる職業だ。もちろん、確固たる美へのイメージも持っていないとダメなのだ。 山岳フォトグラファー 菊池哲男の世界 http://www.t-kikuchi.com/ いやあ、本当に美しい山々。山に行ったことある人は、また行きたくなるはず。 も う一つのセクションは、林明輝さんの日本の風景。とにかく色がすごい。ここに写っているのは、本当に自分が住む国なのかと目を疑うばかりだ。特に蛍の群生 する森に行ってみたいと思った。雲の流れが雄大な瀑布のような写真も圧倒的だった。彼の写真集は、国際野生写真連盟(IFWP)主催の「ネイチャーフォ ト・ブック・オブザイヤー」グランプリに選ばれている。 もう一つのセクションは、林明輝さんの日本の風景。とにかく色がすごい。ここに写っているのは、本当に自分が住む国なのかと目を疑うばかりだ。特に蛍の群 生する森に行ってみたいと思った。雲の流れが雄大な瀑布のような写真も圧倒的だった。彼の写真集は、国際野生写真連盟(IFWP)主催の「ネイチャーフォ ト・ブック・オブザイヤー」グランプリに選ばれている。 写真家 林 明輝 オフィシャルサイト http://homepage2.nifty.com/rin-meiki/index.html 本当に色が綺麗、旅に出たくなる。 |
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