2007 01,28 20:30 |
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朝起きたら昼だった。久しぶりに黒門亭に行く。最近、混んでいるとは聞いていたが、今日も満員だった。昔は、休日のオアシスのようなまったりとしたゆったりとした風情がたまらなかったのだが、この頃はサウナにいるような気するらするねえ。
たん丈 「やかん」 がんばれ!たん丈、中年の星。記憶の怪しさがかえって可笑しくいい味出てた。年下の師匠にお年玉もらったとか、介護保険に入っているとか、自虐的なまくらも面白かった。 三之助 「片棒」 久 しぶりに三之助さんの「片棒」を聴いた。まくらから大爆笑、お客さんの心をわしづかみにして和ませて、ネタも最高に明るく楽しくて、観ていてとてもハッ ピーな気分になった。こんな素敵な高座、黒門亭という落語通が集まる場でこれだけ場内を沸かせるなんてすごいねえ。お客さんの嬉しそうな顔、顔、顔。得し た気分。嬉しい休日の午後・・・。 金時 「心眼」 金時師匠の「心眼」は、もう何度目かなあ。何度聞いても、人無し化け十のところのあの表情で笑ってしまう。人間の切なさと非常さの中にほろっとする温かさとユーモアがある大好きな一編だ。 一琴 「大工調べ」 怪 しい坊様のような風貌は、それだけでなんとも可笑しい。頭領の切り返しの啖呵の見事さは流石だけど、まあできて当たり前、プロの噺家さんなんだからね。で も、ぶち切れる前の頭領と大家の描写の対比が面白かった。徐々に変化してく様が、やっぱりお見事。黒門亭だから通しで聴けるかなあと思ったのだけど、前半 だけだった。 小きん 「雪の夜ばなし」 ネタ出ししているから仕方ないけど、夢の噺が二つというのは、何故なのかしら。 今日は、満席で窮屈だったから、客の体力と集中力がちょっと欠けた印象。やっぱり、座敷だと腰も足も痛くなるね。 淡々と演じていたけど、雪の夜、川面を行く船上の緊迫感がもっと出ていると良かったんだけどなあ。背筋が凍るくらいの描写してほしかったなあ。 |
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