2007 02,24 23:41 |
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毎回楽しみにしている落語会の一つ。ネタ卸しの会だ。
たん丈 「やかん」(無学者は論に負けぬ?) 最近、前座さんは、たん丈さんと歌すみさんによくあたる。彼の「やかん」ももう何回聴いただろう。若者が出せない不思議な味がある。 文ぶん 「馬の田楽」 斜に構えたちょっと冷めた視線は、こういう噺によく合うねえ。突き放したような、それでいて観客を微妙な距離でちゃんとつなぎ留めている面白い雰囲気だ。憎たらしい子供の描写が秀逸。 弥助 「天災」 一見気の弱そうな風貌だが、ぽんぽんと威勢のいい主人公のたたみかける台詞が気持ちいい。なまる先生がちょっと押され気味な印象を受けたが、いろんな人物設定があるんだろうな。 ホームラン 漫才 場内爆笑、爆笑、大爆笑だった。ベテランのパワー全快。面白かった。笑いすぎた。ファンになった。というか子供の頃テレビで観たことある。懐かしやー。 三之助 「井戸の茶碗」 今 週二度目の「井戸の茶碗」のネタ卸し。同じ噺でも演じる人によって全く違う雰囲気になるのが落語の面白さ。今日の三ちゃんは、ちょっと固かったね。それで も、やはりこの人の持ち前の実力というか表現力というか、随所にキラキラ光るものがあり、「また聴きたい」と思わせる。普段は、ぬいぐるみのような可愛い 顔なのに、凄味のきいた侍の顔、気の弱そうな屑屋の表情など、変幻自在に切り替わる。 長講だから二つ目さんがかけるには、なかなか機会がないかもしれないけど、ぜひまた聴きたいものだ。 |
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