2007 03,17 23:34 |
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本日は、千葉県富里市に出没。
富里のあづま医院で開催される「あづま亭富里寄席」の第12回に行ってきた。こちらの落語会、毎回満席で最近は予約しないと入れない。地域に根ざした素晴らしい落語会だ。 今回は、ひな祭り月間の特別企画。出演者は全員女性だ。落語、寄席囃子、寄席文字とバラエティに富んだ企画でものすごく楽しかった。 太田その 寄席囃子 (鳴り物:こみち) 知る人ぞ知る落語界の美人三味線弾き。喜多八師匠の会では、三味線と歌を披露しているが、普段は舞台袖で寄席囃子を弾いている影の功労者だ。 今回は、寄席囃子や出囃子を演奏。楽屋の裏話もまじえ楽しかった。最後に弾いた「たぬき」という歌では、間奏の三味線の早弾きが超絶技巧!プログレシブ・ロックも真っ青だ。 鳴り物と楽しいお喋りでこみちさんが助演。 柳亭こみち 「たらちね」 前座の頃からしっかりとした噺を聴かせてくれたこみちさん。昨年、二つ目に昇進し、さらに堂々とした噺を聴かせてくれた。まくらも楽しく会場を沸かし、ネタもきちんとこなす。女性とか男性とかそういうのを超越して、一噺家として落語を演ずる。並々ならぬ努力が伺えた。 春亭右乃香 寄席文字 寄席文字を目の前で色紙に書き、観客にプレゼント。炭の香りが漂い、これがまたものすごい癒しの効果だ。炭ってこんなにいい香りだったんだと再認識。 寄席文字は、太目に書く。余白をなるべく少なくし、お客さんがたくさん入るようにと縁起をかつぐのだ。寄席文字用の筆、ものすごい太い。「縁」とか「喜」がとても秀逸なデザインだったなあ。 柳亭こみち 「湯屋番」 テンポ良く、本当に楽しい。若旦那、居候先の主人、女の婆などキャラクターも良く演じ分けられていて、それぞれがいい味を出している。 前座の頃から常に前向きで努力しているなあと思っていたが、そういう人は確実に成長する。高座を観る度に確実に大きくなっていくこみちさん、今後がますます楽しみだ。 終演後、打ち上げにも誘っていただいた。帰りもこみちさんと一緒に東京まで帰ってきた。努力し常に前向きな人って輝いているなあ。 |
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