2007 05,06 23:48 |
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ストーリーは、ありきたりで特に目新しいものは無いが世界観は素晴らしいものがある。またハリウッドと違い、ヨーロッパ映画はやはり手放しでバッピーなエンディングとはならない。
登場人物は、すべて糸で繋がった操り人形。天上へと伸びるストリングスは、美しい。オープニング、操る人間たちも登場するが、これが味噌で、操り人形の世界をまるで神の視点から観ているような感覚を与えてくれる。 操られているはずの人形が繰り広げるのは、殺戮と自我を誇示する世界。ふと自分たちも見えない糸で誰かから操られているのではと思ったりもする。 人の醜さと希望を人形の世界という人間界の縮図でまざまざと見せてくれる深い作品だ。 栗4つ。 台場・シネマメディアージュ スクリーン8。 メディアージュは初めて入ったけどちゃちい造りだなあ。仮設劇場みたい。 悪の香取慎吾がなかなかいい。 |
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