2007 07,10 23:08 |
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前回最終回だったはずのノスケが予定通り(笑)復活した。海外テレビドラマ風にセカンド・シーズンなのだそう。しかし、喬之助師匠と三之助さんの思いは微妙にずれていて、そこがまたこの会の面白さでもある。
喬之助・三之助 オープニング
前座のいないこの会、端はいたのだけど、一度頼むを忘れてからいつの間にか前座のいない会になった。ゲストもいたりいなかったり、まあ、その自由な雰囲気がいいのだ。 恒例の二人のオープニングのかけあいもこの会の楽しみの一つ。 三之助 「かぼちゃ屋」 何 度も聴いている三之助さんの「かぼちゃ屋」だが、何度見ても面白い。とにかく三之助さんの与太郎は絶品で、ふてぶてしいのに憎めない、抜けているけど愛す べきなんとも可愛いキャラクターになっている。落語界で一番可愛い与太郎は、三之助さんの与太郎だ。とにかく可愛い。同じところで何度も笑ってしまう。 喬之助 「夏どろ」 途中で立場が逆転するのがこの噺の面白いところ。すごみがありながら抜けている泥棒、ちゃっかりものの住人の対比が笑える。着物にねじ込んだなけなしの金を取られるところがなかった。 喬之助 長いまくらと超短縮バージョンの「子ほめ」 こ の会の特徴、二人ともまくらが長い。普段の噺家、楽屋の風景などファンには嬉しい話が満載。さん喬一門の楽しい話でまくらが伸びる、伸びる。本当は、「か ぼちゃ屋」をやるつもりでさらってきたら三之助さんが先にやってしまったらしく、5分で「子ほめ」へ。これがまた笑える。はしょっている部分を知っている から笑えるのだろうな。 三之助 「不動坊火焔」 楽しいキャラクター満載で、またそれぞれが魅力的に表現されていた。風呂場での独演、屋根の上での間抜けの三人が笑えたなあ。表情がとても素晴らしい。 二人の長い爆笑まくらに、たっぷり長講が聴けるこの会。もっともっとたくさんの人に体験してほしい素晴らしい落語会だ。 |
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