2007 07,29 17:48 |
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日本橋の三井記念美術館の「旅」をテーマにした企画展に行ってきた。生憎の天候だったせいか、ものすごく空いていて、各展示室に3、4人しか人がなく、ゆっくり贅沢に鑑賞できちゃった。
旅に必須だった煙草入れや印籠、お茶をたてるセットなど、江戸時代の旅行アイテムが素敵だった。印籠の細かい意匠、お茶セットを入れる渋い巾着、もう全部欲しくなっちゃう。 そして今回のメインの国宝「一遍聖絵巻」は、人物描写もさることながら、日本の原風景を描いた景色にうっとり。企画展は、大きく前半と後半に別れて展示替えをするのだが、絵巻に関しては、2週間毎に場面を替えているそうで、頻繁に通いたくなる。 そして圧巻は、江戸から長崎までの街道と航路を描いた金屏風「大日本五道中図」で、展示室いっぱいに並ぶその様は壮観。 また、歌川広重のもう一つの「東海道五十三次」は、宿場の景色を背景に全面にズームアップされた人物像が描かれていて興味深い。日本橋も江戸見物に来た地方の人が描かれていて、その表情、風貌、服装などがどれも面白い。所謂浮世絵顔じゃない表情が微笑ましい。 チケットの半券を次回持ってくれば、100引きになるリピーター割引もあるので、後半もぜひ行かねば。 昔の旅は、道中大変だったろうけど、今とは比べものにならなくらい美しい風景を見ていたんだろうな。 |
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