2007 09,01 11:00 |
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世界遺産にもなっているフランドル地方を代表する巨大なゴシック様式教会。北塔の高さは、123メートルもある。 ノートルダム大聖堂とい えば、ルーベンス。そしてそのルーベンスの絵を見ながら死んでいくネロとパトラッシュ物語、「フランダースの犬」が日本では有名だね。しかし、この話、イ ギリス人作家がベルギーでの暮らしを英国に戻ってから書いたもので、ベルギー国内ではほとんど知られていなかった。日本人観光客があまりにネロとパトラッ シュのことを聞くので、アントワープ観光局の人がこの物語のことを調べ、どうやらアントワープ郊外のホーボーケンがその舞台であろうということまで判明し た。現在そのホーボーケンにネロとパトラッシュの像があるそうだ。ここノートルダム大聖堂の前には、トヨタ自動車が寄贈したネロとパトラッシュのことを書 いた石のオブジェが置いてある。上に日本語と側面に英語でメッセージが彫られているが、ほとんどベンチとして利用されていた。 今では、ベルギーでも知られるようになった「フランダースの犬」。ベルギーではあまり好意的に受け取られていないそうだ。ネロのような可愛そうな子がいたら、皆助けるはず。見殺しにしてしまう大人たちが自分たちの祖先というのが許せないらしい。 ネロがひと目見たかったというルーベンスの絵。美術館でなく教会の中に飾られている絵はとても美しい。日本でも博物館にある仏像より寺にある仏像の方が感動的だもんなあ。 教会の廊下をこつこつと歩きながら、だんだんと近づいてくるルーベンスの絵。これは、「キリストの降架」。 教会の内部の左側に「キリストの降架」、そして右側には、同じルーベンスの「キリストの昇架」がある。 とても大きな空間の大教会。 ステンドグラスも大きく美しい。 |
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