2007 09,23 21:54 |
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川の流れのようにゆったりとしたカメラワーク、地球なのにどこか別の惑星を思わせる不思議な雰囲気の世界に酔いしれてしまう。日本映画が最近、こうした映画を作ることができないのが本当に悔しい。
妻を探す男と夫を探す女。二人の主人公は劇中交わらないが、変わり行く長江の風景の中で交差する。何気ない会話と消えゆく運命の景観の中で淡々と続く物語は、心に染み込んでくる。 それぞれの主人公が求めた人と出合うシーンでの台詞を抑えた演出が秀逸。 音楽も素晴らしく、挿入される歌のメロディーと歌詞がなんとも言えぬノスタルジーを醸し出す。 心に染み入る今年忘れられぬ1本。 栗4つ。 日比谷シャンテシネ3にて。
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