2007 10,06 19:43 |
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子供の頃、テレビで観たことはあったのだが、スクリーンで観られるということで早稲田松竹に出かけた。
リアリティーはさておき、誰にでも思い当たる人間の二面性を上手く使っていて面白い。オープニング、台詞を極力配した流れの中で、普通の教師の何気ない日常の中にもう一つの世界を投影させる。沢田研二がとても上手く演じている。 一方、菅原文太もめちゃくちゃ男臭くてかっこいい。 原子力発電所からプルトニウムを盗むところや、後半のカーチェイス、ビルのガラスを割ってのターザン・シーンなど、笑ってしまう突っ込みどころも満載だが、百貨店のシーンやクライマックスのジュリーと文太の死闘は、ものすごい緊張感と緊迫感。 原爆を持ったが、何を要求していいか分からない。人間はいつもその過程に情熱を注ぎ、その成就は、頂点でもあり虚無の始まりなんだろう。 栗4つ。 早稲田松竹にて。
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