2007 10,17 23:18 |
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年2回開催の会で今回が第35回、すごいなあ。
先日、談幸師匠の落語会に下北沢まで行ったのだけど、それに対する来場のお礼の葉書が届い た。それも宛名も本文も全部手書き。ネットで電子メールのデジタルなこの時代に、自筆の手紙は、すごく嬉しい。談幸師匠から、こうした心のこもった手紙を 今まで何度もいただいた、談幸師匠、素敵! というわけで、毎回楽しみなこの会。タイトル通り今ではなかなか寄席でかからない噺が聴けるの だ。この会でしか聴いたことがないものも多い。どこから持ってくるかというと、昔の寄席の速記録から起こすのだそう。それにしても、この会でせっかくネタ 卸しした珍しい噺、他ではそうかけられないと思うと、この1回の会のため・・・。すごいなあ。 松幸 「狸の札」
談幸 「姫かたり」 談幸 「稽古屋」 談幸 「帯久」 「姫 かたり」と「帯久」がネタ卸し。「姫かたり」は、傲慢な医者を色仕掛けで陥れるちょっといやらしい噺。昔は、この手のものでちょっと興奮しちゃったりした のだろうか?最後のどんでん返しが、おいおいそりゃないだろうと突っ込みを入れたくなるが、なんともあっけらかんとした小品だ。 「帯久」は、経営 不振の帯屋の久七が同業で繁盛している和泉屋与兵衛にお金を借り、返した後に泥棒して逆に大繁盛する噺。一方、和泉屋与兵衛は、落ちぶれて久七にお金を借 りに行くが無碍に断られる。この時の久七が、本当に憎たらしい。もう演じている談幸師匠を嫌いになりそうなほど嫌な奴だった。後半、大岡裁きになるのだ が、一方的な人情裁きは、お慰み。(笑) |
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