2007 10,24 19:12 |
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大好きな画家ムンクの展覧会。これも平日ゆっくり見たかったのだ。 17年前に出光美術館で開催されたムンク展。その時に見た作品も多く、旧友に再 会するような思いだ。ただ、今回、前回は来ていた「叫び」や「思春期」は来ていなかった。まあ、「叫び」は盗難にあったからね。現在修復中とか。また、 「病める少女」も、今回来ているものは一番新しいもので、死を予期し、それでも毅然とした表情がなんとも美しい前回展示されていたバージョンでなかったの が残念。 しかし、それでも今回の展覧会は、必見だ。絵そのものよりも、ムンクが自己の絵を展示する時のスケッチにあわせた展示や、工場の社員食 堂、大学講堂の壁画のためのデッサンなど空間を作り出す「装飾」にフォーカスされている。絵がどのように展示されるのか、天才画家がどう考えたのか、それ を見せる展示でなかなか面白い。 不安、絶望、嫉妬など人間の内面を強烈に描き出す色彩と描写に戦慄を覚える。 |
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