2007 11,25 23:36 |
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マイミクbooh-shinさんからの情報を得て、さっそく映画館へ。
この映画初めて観たのは、中学生の頃、1982年だから25年前なのだあ。ハリソン・フォード主演、リドリー・スコット監督、ヴァンゲリス音楽という超豪華なラインアップながら、当時はそれほどヒットしなかったような記憶が。今はなき、銀座の松竹セントラルで観たよなあ。 その後、ディレクターズ・カットもスクリーンで観たけど、違いは夢の馬のシーンくらしか分からなかった。 ラストが、1982年版と違っていたけど、これってディレクターズ・カット版の時からだったかなあ? ま あ、細かいことはさておき、この映画が大スクリーンで再び観られるのは、なんとも幸福なことだ。オープニングの未来のロサンゼルスのシーンで、既に心は鷲 づかみ。圧倒的な映像美に酔いしれる。メキシコの古代遺跡テオティワカンのような巨大な摩天楼、CGでなく恐ろしいまで細部にこだわったミニチュアにうっ とり。 この映画の素晴らしさは、その世界観だ。レプリカントという機械人間に、感情と死の恐怖を投影させているが、それは今を生きる人間 への痛烈なメッセージになっている。主役のハリソンを完全に食ってしまったルトガー・ハウアー、自己の死を前にして、他者の生を知らしめる印象的なクライ マックスには、毎度鳥肌が立つ。 セバスチャンのアパートでの死闘は、闇にさす光が「エイリアン」を彷彿させる。リドリーに監督の白羽の矢が当たったのが頷ける。 とにかくオープニングから興奮しっぱなし。脳味噌に強烈な刺激がささりまくる。DVDやテレビでしかこの映画を観ていないとしたら、それはこの映画の片鱗しか観ていない。この機会に、スクリーンで観る、いや体験することをお勧めする。 栗5つ。 新宿バルト9、スクリーン5にて。
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