2009 01,12 15:14 |
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白金台にある庭園美術館へ。ここは、もと朝香宮邸で建物自体がアールデコの美術品。美しきものの胎内に入るかのような入場するだけで素晴らしい体験ができるところ。今回は、この建物が生まれた時代の東京のアートを展示。今日までだったので駆け込みで行ってきた。
1930年代の東京の美しさが、絵画、写真でよみがえる。たかだか80年前だというのに、どうしてこの街はこんなにも違うのだろう。まるでSF映画でどこか別の惑星の都市を見ているようだ。 街の風景、建築、ポスターや工芸品、そこに映しこまれたデザインは、身も心もワクワクしてくるほど斬新で新鮮だ。日劇や日比谷の映画館建築、ライトの帝国ホテル、丸の内や霞ヶ関の煉瓦街、空のある日本橋、すでに現代の東京から失われたものが何と美しかったことか。 なんとも贅沢で優雅な時間だった。 |
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