2008 01,20 17:21 |
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フェリーニは、大好きな監督なのだが、正直「8 1/2」や「ボイス・オブ・ムーン」は、映画館で寝たなあ。
「甘い生活」は、一応ストーリーがあるので寝ることはないのだが、それでも昔は、ちょっと寝た。 しかし、改めて観てみると、上流階級の話とは言え、この性と金の退廃した日常は、あまりに人間的で、お前もこうだろうと胸に突きつけられるようだ。中身があるようで無い台詞は、こんなの思いつくのが不思議と思うくらいだ。 空飛ぶキリスト像、トレビの泉での戯れ、完全な配置の部屋での役者の位置、打ち上げられる不思議な魚など印象的なシーンが次々に現れる。溺愛する子供を殺して自殺する友人、父親と久しぶりに再会する夜のクラブのシーンも忘れがたい。 とんでもない絵空事、だけどあまりに現実的。とんでもなく他人事、でももしかしたら明日は我が身。 栗4つ。 早稲田松竹にて。 |
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