2008 03,27 21:40 |
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映画としては、荒い作りだが人物が面白く魅了される。
全編を駆け巡る有名人のポートレートは、なるほど人々をあっといわせるだけのことはある。 挿 入される有名人のインタビューが面白い。子供のようにはしゃぐ気のいいおじさんのキース・リチャーズを初めて見た。ベット・ミドラー、ウーピー・ゴールド バーグ、オノ・ヨーコ、パティ・スミス、どれもとても印象的だ。ただ、せっかくの面白さが字幕に出ていない。最近つくづく翻訳って無意味だと感じる。 全体的に明るい雰囲気で撮られているので、スーザン・ソンタグとのエピソードが付け足された程度の扱われ方で、人生の光と影、幸福と哀しみの明るい側面だけが強調されてしまう。 写真界での成功は、何の苦労もないような描かれ方だが、もうちょっと彼女の苦悩などがでていればと思った。 されど、そうしたことを差し引いても、アニーや被写体である有名人や関係者とのエピソードは、本当に楽しい。魅力的な人間の機知に富んだ会話は、それだけで心が豊かになる。 音楽もいい。 栗4つ。 シネカノン有楽町2丁目にて。 |
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