2019 03,28 23:26 |
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柳家三之助師匠の独演会。今回で60回目。僕は、幻の(笑)第1回も来ている。23回までは皆勤賞で、その後数回ほど行けないことがあったが、多分、この会に一番来ているのは僕だと思う。 さて、お楽しみの長いまくらは、なんだか今日は絶好調で正直な師匠の素直な毒舌を満喫。 道灌 柳家の原点ともいうべきネタ。面白みがないとの意見もあるが、僕はなんか好きなんだよねえ。 覚えたことを人に自慢したい八さんと「お前の知り合いでは分かる者はいないよ」と言いながら歌を書いてあげる隠居のこのなんとも言えない二人の間柄が面白い。富の上でも知識の上でも格差がある二人だが、ここには優しさ溢れる人間関係があるよねえ。それを上手に演じる三之助師匠の表情がたまらなく素敵だ。 三井の大黒 師匠曰く、この噺もあまり高座にかけていないとのことだが、僕は、結構三之助師匠の「三井の大黒」聴いているなあ。ぶすっとしてそれでいて憎めない甚五郎像が見事。政五郎はじめ江戸の市井の登場人物はみな生き生きとしていて、笑いながらどんどん噺に飲み込まれていく。同じ噺を何度聴いても楽しめる。これが落語の醍醐味だよねえ。 今回から木戸銭がクレジットカードまたは交通系ICカードで支払えるようになった。前売り券のクレジットカード決済を始めたのも随分と早かったけど、キャッシュレス化が進むのは嬉しい。銀行に行って、現金を下ろしてくる手間はなくなるし、マイルやポイントも貯まるしね。 次回の三之助をみたかい?は、5月30日(木)。日暮里サニーホール コンサートサロンにて。 |
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