2018 08,20 12:03 |
|||
子供の頃から高倉健の大ファンで、健さんの一番好きな映画が「幸福の黄色いハンカチ」だ。だからずっとここには来たかったのに、なかなか機会が作れなかった。今もここが残っているのが嬉しい。ふと向こうから倍賞千恵子が出てきそうだ。 札幌からバスに乗り、夕張へ。かつて炭鉱で賑わった街は、随分と寂しくなっていた。正直、ここ開いてるのかなあと思ったけど、冬期の閉鎖期間中以外は無休とあったので信じて来た。平日だし、誰もいないのかなと思ったけど、結構お客さん来ていた。ぱらりぱらりだけど、途切れることはない。この映画を愛している人、まだまだたくさんいるんだなあ。 そして僕も、健さんに「ありがとう」って言いに来た。 敷地内には記念館があり、黄色い紙に書かれた来場者からのメッセージが無数に貼られている。多くの人が愛した映画、多くの人に感動を与えたこの映画のファンが日本中からここ夕張にやってきているんだな。 出たぁー、マツダの赤いファミリア。子どの頃、うちも全く同じ車だったんだよねえ。 映画のシーンのスチール写真もたくさん飾ってあった。 そして、ラストシーン。鞄を手渡して、無言なんだけど、このちょっと照れ隠しのような申し訳なさそうなんだけどそれを直接的には出さないで、女房を見つめずに空を見上げる、これがなんともたまらないのだよ。
この映画は、リバイバルされる度に何度もスクリーンで観ているので、展開もラストシーンもわかっているのに、やっぱり泣いてしまう。涙が止まらない。それも、悲しいんじゃなくて、なんか不思議な涙。心が洗われるよなあ。また、この映画を観て健さんに会おうっと。 |
|||
コメント |
コメント投稿 |
|