2018 08,18 15:24 |
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こちらも北海道立近代美術館と毎回セットで立ち寄ることにしている美術館。こじんまりしているが、訪れる人も少なく本当にゆったり鑑賞できる。 一階は、三岸好太郎の常設展。以前よりそんなに絵が上手じゃないなあとは心密かに思っていたのだが、今回家族連れの客に説明している美術館のスタッフが、「こちらは最初の入選作品です。どうです、そんなに絵が上手じゃないでしょ?当時の岸田劉生などと比べると確かに上手とは言えないのですが、写実主義じゃない新しい観点から評価されたのだと思います」って話してた。(笑) 二階の特別展は、「フランク・シャーマンコレクション選 」。戦後、GHQの印刷・出版担当として来日したフランク・シャーマンは、日本の文化、風景、美術にいたく感心し、多くの美術品を収集した。当時日本ではそれほど注目されていなかった藤田嗣治をパリに送り出し、世界的な画家となる道筋を敷いたことで有名だよね。 今回の展示は、道立近代美術館での展覧会を引き継いでの第二弾で小規模だったようだけど、猪熊弦一郎のパステル風景画がたくさんあって面白かった。シュールな現代アートなイメージだったので、こういう絵もたくさん描いていたのが新鮮だった。 フランク・シャーマンコレクション選 北海道立三岸好太郎美術館 9月2日まで。 |
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