2018 08,15 16:56 |
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「きけわだつみのこえ」を読んだのは学生の頃で、その当時の自分とほぼ同年齢で戦争で亡くなった若者の記録である。手紙や日記など、驚くのは20代とは思えぬしっかりとした文章と世の中を見つめる視点だ。
第二集には、当時も衝撃を受け、今も忘れられない一節がある。昭和17年に早稲田大学法学部を卒業。その二年後にフィリピンのバシー海峡で26歳で戦死した長門良知(ながとよしとも)さんの日記だ。 昭和20年4月12日 今日、読み返してみても、変わらず胸を突き刺すものすごい言葉だ。人は生まれる時期も場所も選べない。もし、自分がこの時代に生まれ、若くして戦争に駆り出されたら、このように人生を達観することはできただろうか。
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