2018 06,10 21:00 |
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人間が作り出した最も美しい音色を奏でる楽器、ストラディヴァリウス。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、その全てがストラディヴァリウス、演奏するのはベルリン・フィルのメンバーというなんとも贅沢なコンサートへ出かけてきた。 総額90億円のストラディヴァリウスという情報が脳味噌に刷り込まれているというのもあるんだけど、低音から高音、ピチカートにいたるまで本当に美しい音色がふわりと優しくまるで耳元で音が生まれているような感覚は、生で聴く醍醐味だ。 ヴィオリン7人、ヴィオラ2人、チェロ2人、コントラバスとチェンバロは1人づつという構成。 <プログラム> モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調 KV.138(125c) Mozart: Divertimento in F Major, KV.138(125c) J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 J.S.Bach: Concerto for 2 Violins in D minor, BWV1043 シュテファン・コンツ:フォルクレとバリエールの作品による 2つのチェロと通奏低音、弦楽合奏のためのフランス組曲 Stephan Koncz: French Suite after works by Forqueray and Barriere for 2 Violoncelli, Basso continuo and Strings ブルッフ:ロマンス 作品85 Bruch: Romanze for Viola and Strings, op.85 チャイコフスキー:弦楽のためのセレナーデ ハ長調 作品48 Tchaikovsky: Serenade for Strings in C Major, op.48 最初と最後の曲は、全員で。間の三曲は、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラがそれぞれソロを取る。どれも素晴らしかったけど、個人的には、ブルッフのロマンスのヴィオラのソロに、魔法にかかったように陶酔してしまった。 ストラディヴァリウスの持つ不思議な力とプロフェッショナルの演奏家による完璧なハーモーニーは、もう感涙もの。今回この企画すでに12回目ということだが、今まで来ていなかったことを後悔。次回も絶対に聴きたいと思った。 <アンコール> グリーグ:組曲『ホルベアの時代より』第1楽章 前奏曲 ヴィヴァルディ:『四季』より「冬」第2楽章 バルトーク:『ルーマニア民俗舞曲集』より第6曲 アンコールもサービスたっぷり。赤坂サントリーホールにて。 |
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