2018 06,05 13:08 |
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午前10時の映画祭に「オール・ザット・ジャズ」を観に行く。初公開時のみゆき座のロードショー以来、テレビやビデオで何度も何度も観ている。スクリーンでは12年振り。
自分が死ぬ間際、思い出すのはこの映画とベルイマンの「野いちご」かな。 ボブ・フォッシーらしく、自分の人生をまさにショーとして演出。生のドラマと死の女神とのインタビューが交差しながら、圧巻の人生最後のショーへと突入する。 自作の「シカゴ」や「レニー・ブルース」のオマージュというか誕生秘話、命をすり減らしてまでも芸術を作り上げるその様にぐいぐい引き込まれる。 フォッシーのダンスの最大の継承者であるアン・ラインキングの絶頂期のダンスが映像として記録されていることもこの映画の宝。特にロイ・シャイダーの娘役の子供とアン・ラインキングがギデオンの階段のある部屋で踊るダンスシーンは、これぞフォッシーダンス!何度も観てもラインキングのダンスにこれこそ、人間の生み出す最高のパファーマンスと圧倒される。 次にまたスクリーンで観られる時はあるだろうか? 栗5つ。 TOHOシネマズ日本橋 スクリーン3にて。 |
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