2018 05,24 13:03 |
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東京国立博物館はじめ、結講いろんな美術館、博物館に通っているので、今回の展覧会は、過去に観たことがある作品が多かったな。また、最近の東京国立博物館の展覧会と比べるとさしたる目玉作品に乏しく、館内がらーんとしていた。おかげでゆっくりじっくり鑑賞できた。 展示の仕方もいたって普通で、これまた最近の東博の特別展にしては、目新しいさがなかった。前半の展示に長谷川等伯の松林図屛風があったそうだけど、それも観たことあるしなあ。まあ今回も観たかったのではあるが。 とはいえ、伊藤若冲の鶴と鶏には圧倒された。ずっと観ていられる。目も心も絵から離れられない。同じ主題、構図の他の作家の作品と並べられていたが、やはり若冲はすごい。金持ちだったから、使っている絵の具も高価ではあるのでまた輝きも増してはいるのだけど。実物と写真がこうも違う作品は、なかなか無いと思う。動物の動きの一瞬をまさに捉えたその完璧な描写は、三次元のものをそのまま二次元に押しつぶしたような感するある。 そしてやっぱり、雪舟もすごい。墨の濃淡の世界に引き込まれた。 特別展「名作誕生-つながる日本美術」 東京国立博物館にて。5月27日(日)まで。 |
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