2008 04,21 23:14 |
|
コラアゲンはいごうまんのライブに行ってきた。新宿のライブハウス、もうお客さんギュウギュウ。コラアゲンさん、汗と唾液をまき散らし、パワー全快のライブだった。
彼のネタは、数十分ある。体験ドキュメンタリーとでも言おうか、ノンフィクションお笑いだ。これだけ長時間のネタを淀みなく、面白く、そしてちょっぴり人生の悲哀を感じさせるさまがすごい。 コラアゲンはいごうまん 「沢田マンション」 高知に実在する伝説のマンションの潜入ルポ。建築資格を持たないとある夫婦が建てた不思議な不思議なマンション。奇妙な形、ところどころにある思わず笑ってしまう不備の数々、それでも多くの住人がこのマンションと大家を愛している。 笑って、笑って、最後にホロっとさせる感動巨編だ。大家のおかみさんの魅力的なキャラ、彼女を慕う多くの愛すべき住人たち、落語の人情話にも似た、こんなお笑い芸があったのだなあ。 旅先での出会い、後日談、彼のネタは今も続いているのがすごい。聴く度に話が変化していく。 コラアゲンはいごうまん 「教科書問題?」 ネタのタイトル分かりませーん。(笑) 彼のブログに書いてあった図書館に通っていたというのはこのためだったのね。東陽町に日本の教科書を集めた図書館があるという。そこに通いつめ、ここ10 年、小学6年生の算数の教科書に現れる子供の名前で一番多いのは誰かを数えたのだそう。「太郎さんは、八百屋で50円リンゴ4つと60円のみかん 3つを買いました。合わせていくらでしょう」のような文章問題に出てくる子供の名前で一番多いのは誰か・・・。 時代によって変わるその名前、果たして一位は・・・、というどうでもいいランキング発表の裏に隠された、戦前・戦後の日本の教育の歴史の謎も明かされるという、こちらはミステリー巨編? こちらも面白かったなあ。 楽珍トリオ ラップ ゲストの楽珍トリオは、ラップ?を披露。かみ合わない不思議な魅力。 コラアゲンはいごうまん 「クレーム処理」 自らテーマを決めのぞんだ最新作。面白かったけど、前半の2編に比べると完成度がまだまだかな。これからまたさまざまに変化していくのだろう。 後半は、観客が事前に記入した「コラアゲンに対するクレーム」に彼自身がクレーム処理していく・・・。客席には、コラアゲンに弟子入りを希望した小学生の男の子もいて、そのやりとりも微笑ましかった。 僕のクレームも読まれちゃった。(笑) |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |