2018 03,14 13:34 |
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広い野原に近鉄電車が走る。街の中心に広大な空き地は、とても贅沢。広い広い空がある。 ここは、平城京の平城宮跡。今は、何にもないけどここも世界遺産に認定された。 いかなる想像力を持ってさえも、ここに往時の姿を思い描くことは困難だ。それにしてもこの贅沢な空間は、羨ましい。遠くの山の稜線も美しいなあ。復元された朱雀門が見える。 復元された朱雀門。遠目には、いいんだけど、近くで見るとちょっとテーマパークっぽいよなあ。 復元は、この程度に留めていた方が、想像力がわくなあ。 後ろにあるのは、復元された大極殿。設計図や絵画も残っていないため、発掘調査や移転先の礎石の状況、その他いろんな資料から推定したものらしい。だからねえ、基壇くらいの復元にしておいて、建物は来た者の想像力に委ねるという方がいいよなあ。やっぱりテーマパークになっちゃうもん。 このくらいの復元が、古のロマンをかきたてるけどねえ。 そうそう、遠目のシルエットはいいのよ。(笑) 東院庭園 こちらは、ボランティアの方に説明していただけたので、非常に興味深いものだった。日本最古の庭園を復元したもので、普段は水を張り池があるのだそうだけど、現在他の部分を工事していて、水が抜かれていた。 建物は、やはり記録が残ってなく、平安時代の絵巻をもとに推定復元したとのこと。 実は、この庭園遺構の下には、さらにそれ以前に作られた庭園の遺構もあるらしい。池の形と深さが違っていたそうだ。地上部分の柱などは腐ってしまって残っていないが、地中に埋まっていた柱と礎石部分は、本物が展示されている。 また、種や実の出土からどんな植物が植えられていたのかも分かってきている。 |
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