2018 03,12 21:00 |
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という訳で奈良に来た。いつ来ても変わらぬ景色。それこそ素晴らしいもの。 本日の目的地は、ここ東大寺。 通称「お水取り」で知られる東大寺二月堂の修二会を見に来たのだ。 旧暦2月に行われる修行だったので修二会と呼ばれる。現在は、3月に行われるのだが、行われる堂は、昔の二月堂の名称のまま。今年で1267回目。 1267年、一度も途切れることなく実施されているとのこと。これは、驚き。東大寺が兵火にあった際も、二月堂自体が火災で焼けた時も仮堂を建て行われたとのこと。戦時中もやったんだよねえ。すごい。 修二会自体は、2月から始まっていて、3月のお水取りは、行われる修行の中でも最も有名。 二月堂の本尊に献上する水を井戸から汲むことが本来の 「お水取り」なのだが、その業を行う修行僧の道筋を照らすお松明が堂を駆け巡るその様を呼ぶようになっている。これは、3月1日から14日まで毎晩行われているのだが、テレビなどで紹介されるのは13日未明の本来の「お水取り」の前に行われる12日のお松明で、この日しかやってないと思っている人も多いのか大混雑する。もう一つ12日のみ「籠松明」と呼ばれ他の日より大きく長い松明が使用されるので、これまた多くの人が訪れる理由となっている。 17時頃、二月堂に到着。堂真下の広場はもうすでにいっぱい、その手前のエリアに並ぶ。お松明は19時30分からなので、2時間半立ち通しだ。 前にいた人が、携帯電話で「佐藤さん、今どこですか?」と話をしていて、きょろきょろしている先にTV「クレイジージャーニー」にも出演している「奇怪遺産」で著名な佐藤健寿さんも来ていた。報道機関のカメラエリアにいたよ。彼が撮った写真は、こちら。流石。 毎年恒例なので、警察の機動隊が場内整理に駆り出されていて、時折メガフォンで説明してくれる。慣れていて面白く笑わせてくれる警察官も入れば、機動隊一年生ですとたどたどしく説明して微笑ましく笑いを誘う隊員もいた。 で、二月堂が見えるエリアに入れるのは、2000人ほどらしい。そこに2万人から3万人近く来場する。お松明は11本。それで1本みたら退場しなければならない。2時間半並んで正味5分くらいしか見られない。最初に並んでいたということでとりあえず2本松明を見られた。東京から奈良まで4時間、立ちながらの待ち時間2時間半で数分というなかなか辛いものではあったが、やはりその迫力は実際にここにいないと分からないね。 一応一本目を写真に撮ったけど、伝わるかなあ? あっと言う間だったけど、1267年続く修二会に立ち会えたことは良い経験になった。 夜の東大寺は、幻想的だった。 |
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