2018 03,08 10:47 |
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以前、倉敷の大原美術館に行った際に芹沢銈介の作品に出会い魅了された。今回、静岡に宿泊したのはここに来たかったから。芹沢銈介は、静岡市の出身。彼が内外装をてがけた大原美術館の工芸館とは随分趣の違う石造りの門構えと建物だ。 芹沢が集めた世界各国の様々なものを集めた展覧会が開催されていた。あら、芹沢の作品は、無いのかなと思ったら、展示室前半は芹沢作品、後半が芹沢が世界から集めたものだった。 こちらの美術館。原則写真撮影不可なのだけど、一点だけ写真を撮ってもいいとのこと。ただし、以下のことを守らなければならない。 ・あくまでの撮影した写真は、個人の鑑賞の記念。SNSにあげてはいけない ・撮影は、一点のみ、シャッターは3回まで切っていい ・撮影時は、腕章をする 一点だけか、迷うかなと思ったけど、ほとんどの作品がガラスのショーケースの中なので、そのままで展示されていたのは数点。そこから二点ほど迷ったのだけど、決心して一点だけ撮影してきた。残念ながらSNSにあげられないので、ここで紹介できないけど、一点だけでも撮影してもいいというのは、嬉しい。遠くからやってきた甲斐があったな。 展示コーナーには、映像で芹沢を紹介するものが流れていて、やはりあの色彩は、沖縄旅行での経験から来ていたのだなと納得。また世界中を旅して、様々な国や地域のデザイン、色使い、文様を自分の中に取り入れ昇華していったのが分かる。 絵も素晴らしいが、文字を大胆にアレンジした作品も大好きなんだよなあ。 展示会後半の彼が収集した世界の工芸品もびっくり。皿や瓶、絵画、お面ならまだしも、椅子やタンスなどの調度品まで、その数も驚きで、まあ当時は船旅だったのだろうけど、よくもこんなに持って帰ってきたものだと呆然。(笑) おかげで世界中の珍しいもの、素晴らしいデザインの逸品がこうして今見られるのだから、それもすごい。世界の民藝だ。 一回、一点写真撮影できるなら、何度も通いたくなっちゃうなあ。ここは、絶対また訪れたい。 芹沢銈介美術館 静岡県静岡市駿河区登呂5-10-5 |
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