2018 03,02 13:37 |
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ついにやってきたよ国宝 松本城。もう一つの雄姫路城が白い城なら、こちらは黒だ。現存する最古の五層天守、それぞれの層の破風の形がいいねえ。一つだけ丸みを帯びている。本丸、二の丸はなくなってしまっているけれど、もう400年も変わらず姿を留めていることは、本当に感慨深い。しかし、それよりもなによりも青い空と白い山々の美しさよ。空と山と城、それ以外の近代建築が視界に入ってこない、この調和の素晴らしさがまた宝なんだろうね。 本丸内に入ると城は、また違った世界を見せる。向かって左側手前に突き出しているのは、戦国時代が終わり平静な江戸時代になってから増築された月見櫓だ。他の層がすべて武器を出すくらいの穴しかないのに、月見櫓だけは三方が大きく開き、開放的な空間になっている。ここから月を眺めたらどんなに素敵だろうね。 普段の居場所ではなく、戦いの際に篭城する天守の内部の作りは、質素で窮屈。各層に上がっていくための階段や梯子はものすごく急斜面だ。訪れている人は、圧倒的に年配の人が多く、登るのにものすごく苦労している。それが混雑の原因となり、なかなか上に進めない。それ以上に降りる方が怖いのでこれまた進まない。入り口付近は、入る人と出る人を交互に案内するのでものすごく滞留する。今回は、すぐに入れたが、GWなどには天守への入城に2、3時間かかるのだそうだ。 天守の上に登るのいいけど、混雑しているし窓は小さいし、外から、大自然を借景にしたこの姿を眺めているのは1番いいかなと思う。 二の丸跡。こちらは発掘調査が進み、二の丸の間取りが示されている。 博物館から眺めた城の姿。空と山と城、やはりこれが何とも言えない組み合わせだ。 |
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