2008 05,01 23:52 |
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今日は、映画の日だから、会社を午後半休して映画を観に行こうと思っていたのだが、三之助さんが寄席に出る日と気づき、浅草に行くことにした。
しかし、今日は、すごく暖かくてスーツで歩くと汗、汗、汗。で、一度家に帰り、シャワーを浴びてから再び出かけた。ノートパソコンも家に置いてこれたし、まあ楽ちんだ。 昼席の途中から、入場した。立ち見だった・・・。GWだからかな? おまけに入場料も普段より500円も高い。普段と何ら変わったところはないのだけど・・・。 今日は、もう死ぬほど笑ったよ。やっぱり寄席は、いいね。浅草は、一人の持ち時間が短いので漫談が多くなってしまうのだけど、いやあでも笑った、笑った、笑った、腹がよじれるくらい大笑いした。 <昼席> アサダ二世 手品 彦いち 新作もの 林家では、一番好き。彦いち師匠は、テンポもセンスも最高にいい。 文左衛門 漫談 きく姫師匠の代演。漫談だけで下がってしまったけど、面白かった。 ひろし・順子 漫才 何度も何度も聴いているネタなのに、どうしてこんなに可笑しいんだろう。 木久扇 漫談 「笑点」では馬鹿キャラを演じているが、結構スマートで毒舌だ。今日のネタは、楽太郎より口が悪い。 漫談なのかネタなのか分からないけど、「その時歴史は動いた」みたいな話。テレビで有名な方なので、観客は大喜び。 主任にしては、持ち時間が短かった。 <夜席> 朝呂久 「道灌」 初めて拝見する前座さん。二つ目になって太る人は多いけど、既になかなかの恰幅。 三之助 「転失気」 ハッピー・バースデー高座。 小坊主が可愛い。知ったかぶり和尚が転失気を披露する場面で場内をわかしていた。 禽太夫 「権助芝居」 ぺぺ桜井 ギター漫談 川柳 「ガーコン」 ぶっとび、やりたい放題、言いたい放題。パワー炸裂。 半分は、自分の本の宣伝だったけど。(笑) 永遠に生きていてほしい逸材。 福治 「狸札」 狸、似合うなあ。 喜多八 漫談 喜多八師匠が漫談だけで高座を降りたので残念。落語聴きたかったなあ。 仙三郎社中 太神楽 舞台を舞うたくさんの「ざる」。もはや芸術的で幻想的。 〆治 「親子酒」 もっと笑いが起きてもいい噺なのになあ。抑えた表現だった。 権太楼 「町内の若い衆」 最高、最高、最高! これが素晴らしい落語なのだというお手本。 全てのキャラクターがユニークで生き生きしていて、表現、表情、仕草、台詞回し、何から何まで魅力的。江戸時代の長屋にタイムスリップして間近にその光景を見ているようだった。 小菊 粋曲 お座敷で聴きたいわあ。 圓蔵 漫談(大山家の人々?) 圓歌師匠の「中沢家の人々」ならぬ、自身のファミリーの話で観客を爆笑の渦へ。久しぶりに拝見したが、パワーは全く衰えず。畳み掛ける笑いは、津波のごとし。お父さんの話は、強烈だった。 三三 「たらちね」 まくらで上野のパンダの話をしていた。本当にいなくなってしまって寂しい。 漫談が続くなか、落語のネタを聴けるのが嬉しかった。やはり持ち時間が短いのか、途中で切っていたけど・・・。導入部分もさらりとだった。もっと時間が欲しいねえ、やっぱり。 世津子 手品 いっ平 漫談 この間別の落語会で聴いた時のまくらそのままだった。人柄は、とっても良さそう。 ただ、エピソードを並べただけでは、ちょっと散漫な印象。 志ん五 「無精床」 気弱な客のキャラクターが最高。権太楼師匠同様、円熟した本当の落語芸には、本当に惹きこまれる。死ぬほど笑った。 文楽 「六尺棒」 こちらも渋みがあって落ち着いた笑いだ。 のいる・こいる 漫才 場内大爆笑。会社にこんな人がいたらイライラするけど、寄席だと最高! 歌之介 漫談 笑わすための小話のオンパレード。場内、大爆笑だが、やはり散漫な印象だ。 「続きは明晩・・・」には、笑ってしまったが・・・。 正楽 紙切り 相合傘、虎退治、つばめ、鯉のぼりと今日は、オーソドックスなリクエストだった。 ちょっと元気が無さそうだったな。お疲れかしら? 小三治 「長短」 初めて小三治師匠の落語を聴いたのは、もう25年も前だと思う。今もこうして生の高座が観られるのは、本当に嬉しい。独演会やホール落語では、なかなか前の席が取れないので、やはり間近で観られる寄席は最高だ。表情も、仕草も今日は満喫できた。 まくらは、亀とハブの交尾について・・・。師匠独特の視点が可笑しい。 ネタは、「長短」。どちらのキャラクターも本当に生き生きとしていて、そのどちらも正に小三治なのがすごい。まくらから落語のネタに入ると急に表情が変わり、落語に全身全霊をかけているのがよく分かる。特に、長七のキャラの可愛さは、もう愛したくなるくらい。 ああ、上手く言葉で表現できないなあ。落語界の至宝、僕の中ではとっくに人間国宝。 長丁場の寄席は、ちょっと疲れるけど、やっぱり寄席にはここでしか味わえないすごいパワーと楽しさがあるなあ。口から内臓が飛び出しそうになるくらい笑ったよ。 |
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