2008 05,03 23:43 |
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ボブ・ディラン大好きなので、もう全編ずっと歌を一緒に心の中で口ずさんでいた。
ただ、これディランを知らないと楽しみが半減するのでは ないだろうか。6人の俳優がディランの分身を演じている。名前も時代も空間も違うそれぞれの分身、でもどれもディランなのである。そのうちの一人は、ビ リー・ザ・キッドだ。ディランや映画ファンならピンとくるだろうか、知らない人は何故って思うだろうな。 6人がそれぞれのディランの分身を表現していて、ドキュメンタリー風のフィクションになっている。ただファンなら誰も知っているディランに関するたくさんの本当のエピソードが散りばめられており、またニヤニヤしたくなるしかけがあちこちにある。 実名もたくさんでてくるが、ディランと関わりが深かった人は、映画の中の役名になっているのが面白い。また、役者が実物にどことなく似せているのが笑える。 ジュリアン・ムーアは、見てすぐ、ジョーン・バエズじゃんって分かるもんねえ。(笑) ディランを6つの違う名前の分身で表現させ、時空を超えた脚本が秀逸。多少ダレるところがあるが、それぞれのディランが観客の頭の中で一つのディランになっていく。 モノクロとカラーを巧みに使い分け、パズルのような映像を頭の中で組み立てていく過程が面白い。栗4つ。 シネカノン有楽町2丁目スクリーン1にて。
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