2017 10,29 17:31 |
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今日は、大好きなヴァイオリニストのイツァーク・パールマンのコンサート。サントリーホールへ行ってきた。台風が迫っていたので心配だったけど、無事開催。
パールマンのコンサートは、2010年に行ったニューヨークのAvery Fisher Hall以来。その時は、ニューヨーク・フィルをバックにメンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」だった。今回は、ロハン・デ・シルヴァをピアノ伴奏にしたソロ・リサイタルだ。サントリーホールも久しぶり。今日は、雨で細い通路の傘立てに傘を預けての入場でちょっと混雑したけど、やっぱりこのホールは素晴らしいなあ。ちょっとお洒落して出かけたくなる。 今日のプログラム シューベルト ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 第1番 ニ長調 ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 「クロイツェル」 ドビュッシー ヴァイオリン・ソナタ ト短調 ヴァイオリン名曲集 チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ フィオッコ:アレグロ クライスラー:クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」より行進曲 J.ウィリアムズ:シンドラーのリスト クライスラー:中国の太鼓 <アンコール> ヴィエニャフスキ:エチュード.カプリースより第4番 バラエティーに富んだプログラムだった。同じ主題が繰り返されるベートーヴェン、変幻自在で流れるようなドビュッシーと、時代、時代でこんなにも曲の感じが変わるんだねえ。72歳とは思えぬパワフルな演奏、叙情的な旋律では心の琴線に触れる音色とパールマンの表現力には圧倒された。 ヴァイオリン名曲集では、パールマンが何を演奏しようかと考えながら、伴奏のシルヴァがその度、譜面を探してと面白かった。過去に演奏した演目とその日の気分で曲を決めているとのこと。大好きなチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」には、ジーンときた。大好きな曲を大好きな演奏家が演奏してくれる、こんな幸せなことはないよね。パールマンが聴衆に語りかけるよう曲を紹介する様は、温かい人柄が滲み出てとっても良かった。 この後、福岡、そしてまた東京のサントリーホールに戻ってくる。東京公演は、両日ともソールドアウトとのこと。日本公演最終は、大阪。他の公演での名曲集は、何を演奏するのか気になるな。 |
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