2008 05,05 23:31 |
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めちゃくちゃ面白かったよー。僕好みだあ。
今年のアカデミー賞関連作品は、どれも見ごたえあるなあ。こんなすごい映画がミニシアターでの公開だなんて、非常に残念、もっと大画面で観たかった。 オープニングの台詞を排した演出、主人公の執念を表すような燃え盛る石油の噴出、虚栄と自尊のために血塗られた手、家族や神との確執。もう何から何まで映画的魅力が満載だ。 多少、教会のシーンが鼻に付くが・・・。漲るパワーは、これぞ映画、これぞアメリカの底力を感じた。 ポール・トーマス・アンダーソンには、「パンチドランク・ラブ」でなんだこりゃあって、ものすごく驚かされたが、今回は、かなりオーソドックス。だけど映画の王道でもこれほどのことができるのだという自信を見せつけられた。 映像、演出、役者もすごいけど、もう一つすごいのが音楽。映像と人間描写に厚みを与えている。心と精神をかき乱す不思議なサウンドが、壮大な抒情詩を一人の男の人生を交響楽にまで昇華させている。 もっと大劇場で観たかったなあ。すごいパワーの映画だ。栗4つ。 日比谷シャンテシネ1にて。
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