2017 01,28 20:11 |
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せっかくなので、いすみ鉄道の終点上総中野駅まで乗ってみることにした。大多喜駅を出てすぐ、運転手さんが「間もなく右手に大多喜城が見えます。ここからの大多喜城が一番美しいと言われています」とアナウンス。列車が鉄橋にさしかかると速度を緩め、乗客が写真を撮れるようにしてくれる。これぞ、ローカル列車のホスピタリティーだね。 いすみ鉄道は、これぞという観光地が沿線にないし、田舎ならどこにでもありそうな風景の路線だ。しかし、このどこにでもありそうな景色が実は、どんどんなくなっている。初めて来たのに不思議と懐かしい日本の原風景にあふれている。季節季節に訪れたら素晴らしいなと思った。知らず知らずに失くしている風景がここにはまだ残っている。それも、美しく残っている。また乗りに来たいなと思った。そして、やはりゆったりとした鉄道の旅は、本当に心を豊かにしてくれる。 上総中野駅に着いた。ここは、小湊鉄道の終点でもあり、乗り換え駅だ。 駅前。おお、いい感じ。養老渓谷のハイキングコースの最寄り駅でもある。 小湊鉄道のキハが止まっていた。旅情を誘うたまらないフォルム。 行き先表示がデジタルじゃないよ。涙が出ちゃう。 車内。たまらないノスタルジー。 無人駅だから、車掌さんから切符を買う。えっ、今平成でしょ?21世紀でしょ?この乗車券、素敵すぎる。 いすみ鉄道で大原まで引き返すつもりだったけど、小湊鉄道で五井まで房総半島を横断することにしたよ。 しかし、車窓は圧倒的にいすみ鉄道が美しいねえ。 仕事で疲れた心と体を癒しに、またいすみ鉄道と小湊鉄道に乗りに来たいな。 |
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