2016 12,03 16:54 |
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封切り時は、みゆき座(185席)での公開だったかが、翌週には、その3倍の席数があるスカラ座に変更。トム・クルーズ主演の「ジャック・リーチャー」と劇場が変更された。「ガール・オン・ザ・トレイン」がヒットしているのか、「ジャック・リーチャー」が思わぬ不入りだったのかは分からないけど、観たい方の映画が大きなスクリーンで観られるのは嬉しい。
前日の記憶がなくなるほどのアル中で、離婚され、職も失った女性が、友人宅に居候。毎日会社に行くふりをして、通勤する車窓から見た幸せな夫婦の姿。そこに理想の愛を見いだしていたが、ある日の車窓でその妻の不倫現場を目撃してしまう。そして、その妻が失踪。誰も話を信じてくれない主人公に疑いの目が・・・。 中心となる3人の女性が順に紹介されていくアプローチ、時間軸を無視した展開、印象的な映像表現は、なかなかだ。とりわけ、主役のエミリー・ブラントが上手い。残念なのは、彼女の演技力に値する脇役がいないこと。もっと演技がぶつかりあうと物語が奥深くなり、犯人が誰なのか分かりにくいのにねえ。 誰もが嘘をつき、自己欺瞞の固まりである。この辺り、原作が素晴らしいね。 女性の失踪ということで、昨年公開の「ゴーン・ガール」が思い出され、そちらのぶっとびの展開と演技のぶつかり合いがものすごかったので、どうしてもこちらは地味な印象。まあ、それはミステリーっぽくていいのだけど、緊迫感やハラハラドキドキする展開はなかったなあ。 最後にもうひとひねりあったら良かったのになあ。栗3つ。 TOHOシネマズ スカラ座にて。 |
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