2016 10,29 12:00 |
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瑞巌寺は、高校生の時に親友と旅行したことがあったけど、その時はちゃんと見ていなかったなあ。こんなにもすごい宝に溢れていたとは。まあ、年を取った今だからこそ、分かるものもあるけどね。 伊達政宗って、達筆で絵も上手だったのね。独眼竜の異名のもと、なんとなく猛々しいイメージがあったけど、繊細で優しい人だったのかな。献上物に対してのお礼の直筆の書などが展示されていた。 個人的に最大の収穫は、国宝の瑞巌寺本堂彫刻欄間。Webサイトの写真じゃ全く伝わらないけど、ものすごい立体感と躍動感。特に植物は、蠢くようにその蔓や葉が動きだし目の前で成長しているではと錯覚する。これは、絶対に実物を見るべし。すごい。 展覧会の目玉は、五大明王像かな。瑞巌寺のホームページによると「松島五大堂に安置され、三十三年に一度御開帳される秘仏で、前回は2006年に御開帳。本来なら2039年まで見ることが出来ないが、今回特別に震災復興祈念として出開帳を行う」とのこと。この機会を逃すことなかれ。 正宗の正室が作らせた伊達政宗甲冑倚像は、等身大。映画やドラマでは眼帯をしているが、実際にはしていなかったらしい。 なかなかに見応えがある展覧会だ。 特別展「松島 瑞巌寺と伊達政宗」 三井記念美術館 11月13日(日)まで。 |
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