2016 10,15 20:54 |
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青空映える良い天気、「平安の秘仏」展を観るために東京国立博物館に出かけた。てっきり平成館だと思っていたら、本館の特別室だった。入館してすぐの大階段の後ろのスペース。滋賀県甲賀市にある櫟野寺(らくやじ)の秘仏の本尊他全部で重要文化財指定の20体が東京にやってきたのだ。特に本尊の十一面観音菩薩座像は、かつては33年に一度しか開帳されなかった秘仏で、今も正月と春秋の特別公開の際にしか拝むことができない。 部屋に入ると、思わず心の中で「でかっ」と声をあげてしまう。もちろん奈良の大仏に比べたら遥かに小さいのだけど、自分が想像していたものとのギャップはかなり大きく、見応えあるものだった。普段はなかなか見られないということで、金箔もあまり剥がれていないし、また座っている足の部分と肩の部分の衣のデザインがとても良く残っている。 それほど広くない展示室に、20体の仏像が並ぶ様は、壮観であり、また一体一体違った表情で素晴らしい。やはり、観音様の優しい表情に癒されるなあ。 今日は、久々に和装で出かけてみた。昼間は暑いくらいだったけど、夕方は心地よい感じだったな。 特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」 東京国立博物館にて。12月11日(日)まで。 |
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