2016 08,19 17:49 |
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夏の旅行から戻っても、まだ休みをとっていたので、あの美術展へ行こう、あの落語会へ行こうといろいろ画策していたのだけど、天気が悪く、家を出ようと思ったらゲリラ豪雨があったりして、予定を全く消化できなかった。 今日は、朝から晴れ渡り、ようやく毎年恒例の浅草演芸ホールでの住吉踊りに出かけた。美るくさんがすごく落語が上手になっていて驚いた。 毎年思うけど、落語協会と落語芸術協会の噺家さんが出演されていて、本当に良いプログラムだと思う。今席は、たくさん出演者があり、短い時間で次々と演者が変わるので忙しないが、それもたまにはいいものだ。 さて、住吉踊り。ぼたんさんや時松さんとだんだんと若手が活躍する場面が増えているのが頼もしいね。だいたいにおいて演目や流れ、ボケと突っ込みどころも毎年同じなんだけど、不思議と同じだからこそ楽しめる。それがなくなってしまうと、今年はあのやりとりはないのかと逆に寂しくなってしまうよね。 それでも開催中のオリンピックに合わせて、新たなプログラムも追加されている。シンクロナイズドスイミングのパロディーがあり、志ん吉さんの見事なまでの逆三角形の筋肉美にはびっくりした。これは、ちょっと予想外ですごいなあと思った。あー、どうやったらあんな体になれるんだろう。落語の稽古の合間になにかトレーニングをしているのかな? そして、もう一人、予想通りの裸体をアピールしたのは、志ん陽師匠。こちらも大いに観客席を沸かせた。 住吉踊りの魅力は、複数人揃っての踊りが合わないこと。(笑)誰かが微妙にずれていたり、遅れていたり、全員の踊りのレベルがまちまちだということだ。まあ、それが面白かったり、愛嬌があったりして、寄席の踊りとして楽しめる。 それでも上手な人の踊りにはひき込まれる。皆子先生と志ん陽師匠の踊りは、いいなあ。腕や手の流れるようなしなやかな動き、でも止まるべくところでぴったと止まるその美しさは、ちょっと別格。 やっぱり、江戸の夏には、住吉踊りがなくっちゃね。 |
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