2016 05,04 23:47 |
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ディカプリオがようやくアカデミー主演賞をとったが、体を張ってるのは分かったけど、これで演技賞?本人もこの作品より、過去のちゃんと演技した作品で受賞したかったんじゃないかなあ?ポール・ニューマンも演技が素晴らしかった「評決」ではなく、「ハスラー2」で受賞で、今回のもこれまでたくさんノミネートされて取れなかったからの同情票っぽいよね。
3時間近く最後まで飽きないし、自然光で撮影したという大自然の映像は、映画館の大スクリーンで観ると迫力はある。でも、テレンス・マリックのような映像が洪水のように目にも脳みそにも魂にも響いてくるのと比較すると、まだまだだなあ。 坂本龍一の音楽は、かつてのジェリー・ゴールドスミスのように映像にマッチしすぎてかえって心に残らない。これ、褒めてるのよ。あまりに映像と一体化している。 物語も、何故今これなの?という感じ。この手の映画は、70年代の作品でたくさん観たよ。何の驚きも無いし、意表つかれることもなく、淡々と予定通りのお話が続いていく。 そもそも、発砲してネイティブ・アメリカ人に見つかって仲間を危険にさらしたり、小熊に銃口向けて親熊に襲われたのは、ディカプリオの自業自得じゃん。むしろ、トム・ハーディーの役の男の方が人間ぽっくて好きだなあ。最後も、ディカプリをやっつけちぇば良かったのに。そしたら映画も余韻が残ってもっと良かったなあ。復讐失敗した方が、リアリティーあるよ。 ディカプリオ以外の人間ドラマももっと描ければ良かったのに、アルトマンみたいにねえ。神秘的な映像も気持ちは分かるけど、なんか昔の映画を観ているようで、それなら、昔の傑作観た方がいいなあ。 迫力あるし、どうせみるなら大きなスクーリンということで、久しぶりにTOHOシネマズ日劇1で鑑賞。栗3つ。普通な出来。 |
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