2015 12,02 21:48 |
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日本のワイン王と言われた明治の実業家 神谷伝兵衛の別荘として大正7年に建てられた洋館。松が茂る玄関からのアプローチも素晴らしい。ちょっとした高台に建つこの洋館のすぐ目の前が当時の海岸線。その当時は、さぞかし眺めが良かったろうね。稲毛海岸は、明治の頃から保養所として開けていたらしく、森鴎外や島崎藤村など多くの文人も滞在したそうだ。 テラスにもなっている玄関。昔は、ここから海が見えたんだろうな。アーチやタイルの意匠も美しい。 1階は洋室。シンプルだが椅子に張られた生地が美しい。また大理石の暖炉もある。 2階へのアプローチの階段。赤い絨毯とシャンデリア、壁の窓から光がさす。 2階は、和室。洋風の照明があるものの、障子からさる柔らかい光がやすらぎと落ち着きをもたらすな。 障子、欄間、そして扉の蒔絵が素晴らしい。シンプルで華美な装飾はなく、暑い夏、海から吹く風にこの和室で過ごしていたら、さぞかし気持ちが良かったろうな。 美しい丸窓の向こうに松の緑。 床柱は、ワイン王ならではで葡萄の古木。 贅沢でゆったりとした落ち着きある空間。神谷は、どんな人たちを招いて、ここで時を過ごしたのだろうか。 旧神谷伝兵衛稲毛別荘 千葉県千葉市稲毛区稲毛1-8-35 月曜休館・入館無料 |
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コメント |
たしかに・・・。アタシの小学校(新宿区立)ではS20年代、稲毛海岸は新宿区の臨海学校指定でしたから・・・。因みに林間学校が狛江の多摩川でしたから・・・。
60数年前の事ですが。 【2015/12/0302:18】||T.Okamura#2953bdb36b[ EDIT? ]
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T.Okamuraさん
展示資料にも、当時多くの学校が臨海学校を実施していたとありました。その頃は、どんな光景だったのでしょうかねえ。「ブラタモリ」でぜひ取り上げてほしいと思いました。 【2015/12/0308:27】||栗坊#4f087115c9[ EDIT? ]
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