2015 06,14 23:49 |
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志ん陽師匠の地元北区での独演会が始まった。北とぴあのペガサスホールだ。北区だから「きたとぴあ」だと思っていたが、「ほくとぴあ」らしい。ここには、小三治師匠が会をやる大きなホールもあるけど、落語を聴くにはあまり大きすぎない方が僕はいいと思う。
会場は15階。行きのエレベータも絵組のゆたかさんが乗ってきたので、あれ、踊りのゲストかなと思ったけど、登場しなかった。単にお客で来ることもあるんだね。 ちよりん 「初音の鼓」 開口一番は、ちよりんさん。場を温かくするナイスな口演。「ぽん」と「こん」がごっちゃになるところがあったけど、ご愛嬌。高座を揺らしながら、楽しい雰囲気で会場を包む。 志ん陽 「明烏」 朝太時代を含め以前にも聴いたことあるネタだけど、過去はそれほど良い印象がなく、今回もどうかなあと正直思っていた。しかし、今日の志ん陽はすごかった。全ての登場人物が生き生きとしていて、どれも描写が丁寧で内面まで表現できている感じがした。客との距離感もとても良く、笑いの空間が上手い具合に会場に生まれていた。 めきめきと実力をつけ、表現も展開にも惹き付けられた。 志ん陽 踊り「かっぽれ」 恒例の寄席の踊り。以前、別の会でここで踊りをやった際には、後ろ幕を開け、背後から差す夕陽で幻想的だったそう。 志ん陽 「らくだ」 こちらも驚きの出来だった。今日の志ん陽は、本当にすごかった。恵比寿様のような柔和なご尊顔の志ん陽師匠だが、らくだの兄貴分の形相の恐ろしさは、なかなかのもの。気弱な屑屋、酔った屑屋、傲慢な大家、形勢逆転のらくだの兄貴分、どれも変幻自在。今回特にどの登場人物も眼力がすごかった。秘めたるパワーの炸裂が鮮やかに決まった感じだ。 こういう日があるから、落語を聴くのを止められないよねえ。 |
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志ん陽師匠のかっぽれYouTubeで、見たくなりました
【2015/06/1513:57】||南の国の妖精みなみ#7f4d0fd208[ EDIT? ]
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志ん陽師匠のかっぽれYouTubeで、見たくなりました♪
【2015/06/1513:58】||南の国の妖精みなみ#7f4d0fd208[ EDIT? ]
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生で観てくださ〜い。(笑)
夏は、浅草で住吉踊りもありますしね! 【2015/06/1523:26】||栗坊#4f087115c9[ EDIT? ]
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