2015 04,12 20:32 |
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今回は事前の予備知識を極力入れず、ほとんど何も知らない状態で鑑賞。いやはや、面白かったねえ。長回しのシーンを上手に編集して、全編がまるでワンカットのような世界観には脱帽。それぞれの場面も近年まれに見るワンカット場面の長さで、観ていてゾクゾクした。役者やスタッフの緊張感とプロ根性がひしひしと伝わってきた。
ストーリーもとっても僕好み。自分のことしか考えないエゴの固まりの登場人物の台詞の応酬がたまらない。鏡を利用した対話の場面もなんとも秀逸。 とてつもないプレッシャーとストレスに抑圧される主人公の心象風景をサウンドで表現したドラム・ビートの音楽も圧倒的な迫力で、観ているこちらも内臓を口から吐き出しそうだった。 ハリウッド映画界を皮肉る以上に、かつてのスターの再起にかけるある種の怨念と、それに翻弄されてしまった家族との再生を強烈な映像、音楽、演出、演技で突きつけられた。ラストの登場人物それぞれのある種の解放が清々しかったなあ。 栗4つ。 TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7にて。 巨大スクリーンでこの映画が観られて、本当に良かった。 |
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