2014 10,01 23:52 |
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今年の夏は、浅草の住吉踊りに行けなかったので、俺の夏を取り戻すぜってことで、会社を定時ちょっと過ぎに出て、お江戸日本橋亭へ。ここは会社から近くていいね。久しぶりの日本橋亭だったけど、落語を聴くにはちょうどいい距離感だなあ。前の方に座ったので、踊りは全体が見にくいけど、かえってお座敷で見ているようで、これはこれで贅沢かも。
今日、10月1日は、志ん朝師匠の命日。どこかで若手の踊りを見てくれているかもね、と小円歌師匠。毎年この日にオドラクやれるといいね。 風子 「つる」 初めて拝見。芸協は、ちょっと疎いからなあ。 くすぐりが多いけど、明るく楽しい高座で好感触。 志ん吉 「夏泥」 この噺は、文左衛門師匠や小里ん師匠など強面、すごみ系の噺家さんの印象が強すぎて、志ん吉さんはどうだろうって思ったけど、これがびっくり、すごく面白かった。へえ、こんなちょっとなよなよっとした感じでも笑えるなあ。これは、ちょっと新たな発見。 笑組 漫才 マイク無しで漫才が聴けるのもいいね。お喋りのゆたかさんとちょっと不機嫌なかずおさんのかけあいが毎度楽しい。高座の上で転がるかずおさんの巨体が大迫力だった。 志ん陽 「火焔太鼓」 志ん朝師匠の命日。それもあって、古今亭と言えばこの噺。志ん陽師匠の「火焔太鼓」は、何度も聴いているけど、毎回楽しい。主人公の道具屋もその女房もまるでそこに実在するかのように生き生きとして人間らしい。こんな夫婦がいたら会ってみたい。志ん陽師匠の表情もとても素晴らしい。 住吉踊り 上記メンバーに加えて、小円歌、やまと、ぼたん、時松、粋歌、雷太、美るく、和助で、住吉踊りを若手メンバーで再現。なんと、座長は志ん陽師匠だって。寄席の踊りの伝統を若手噺家がしっかりと引き継いでいく、これは本当に素晴らしいことだ。落語とは別に稽古が必要だけどがんばってほしいね。 やはり、小円歌師匠の踊りは素晴らしい。しなやかな手の動き、そしてぴたりと止まるその動き、中腰でキープされるスタイルの美しさは一朝一夕ではなし得ぬ技。若手メンバーもこれを目指して鍛錬してね。 笑いの要素も散りばめた、噺家の踊りらしい寄席の踊り。多少のずれはご愛嬌。この楽しさは、もっともっと多くの人に知ってほしいな。 凛とした美しさのぼたんさんの踊り、太目だけど華麗に舞う志ん陽師匠、片足かっぽれの和助さんが素敵だったなあ。漫才界からは、ゆたかさんが大活躍。笛の音も良かった。やまと師匠かな?<==笛は、和助さんだったと教えてもらった。 次回も楽しみ! |
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