2014 09,05 09:00 |
|
ドゥブロヴニクのことを知ったのは、大学生の頃だと思う。ユーゴスラビア崩壊の内戦によって傷つけられたこの街を紹介するテレビのドキュメンタリーでだ。 城壁に囲まれたこじんまりした街は、オレンジの屋根で統一され、紺碧のアドリア海との完璧な調和の美しさで有名だ。ナポレオンもこの街を侵攻した際に、あまりの美しさに街を破壊できなかった。しかし、その美しい街は内戦でボロボロになる。壁という壁は銃弾と砲弾を浴び、観光資源のケーブルカーも無惨に破壊された。 それから約20年。現在のドゥブロヴニクにはユネスコの支援で修復され、今またかつての美しい姿を取り戻した。観光客が行くところしか行かなかったが、そこは街も人々も明るく、ここがちょっと前まで悲惨な内戦の舞台だったとは思えぬほどだった。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|